チェスを題材にしたローグライクストラテジーゲーム、Shotgun King: The Final Checkmate。
一周が短めのゲームプレイで、運ゲー要素が絡みながらも移動・射撃の判断を1ターン1ターン練っていくユニークなゲームです。
本ゲームにはフロアを進むごとにバフ・デバフカードの1セットを選択しますが、デバフカードについてA~Eの5段階評価を個人的につけてみました。
※注意 筆者はフロアランク15クリア済みであり、高ランククリアを目的とした評価となっています。
早見表
カード名 | 効果 | 前提条件 | 評価 |
---|---|---|---|
監視塔 | 20ターン後にルークを1個追加、敵駒を1体倒すたびに1ターン早まる | A(★★★★★) | |
女王 | クイーン:駒数+1 クイーンの移動教理は最大3マス | クイーン1駒以上 | A(★★★★★) |
弾薬補給廠 | ルーク:駒数+1 ルークを倒すたびに弾を2獲得 | A(★★★★★) | |
廃墟 | ポーン:駒数+2 ルーク:駒数-1 ルーク:HP-2 | A(★★★★★) | |
謁見室 | クイーン:HP+1 キング:HP+2 | キングが存在 | B(★★★★☆) |
騎兵隊 | 15ターン後にナイトを2個追加 | B(★★★★☆) | |
権利付与 | ポーン:駒数-1 ナイト:駒数+1 最大弾数-1 | B(★★★★☆) | |
最後の守護者 | ボード上の最後のポーンは昇格する | ポーン2駒以上 | B(★★★★☆) |
士官学校 | 10ターンごとにナイトを1個追加 | B(★★★★☆) | |
城 | ルーク:HP+1 キングがダメージを受けたとき、ルークと位置を入れ替わる | ルーク1駒以上 リーダー駒が存在 | B(★★★★☆) |
増援 | ポーン:駒数+3 | B(★★★★☆) | |
徴兵 | 5ターンごとにポーンを1個追加 | B(★★★★☆) | |
秘密の王位継承者 | ポーン:駒数+1 フロア開始時にポーンの中から王位継承者が1体選ばれる キングが倒されると、王位継承者があらたなキングとなる | 未取得:ギロチン(デバフ) | B(★★★★☆) |
平和 | ナイト:駒数-1 ビショップ:駒数+2 | B(★★★★☆) | |
カイトシールド | ポーン数+1 ナイトは1度だけダメージを受けない | ナイト2駒以上 | C(★★★☆☆) |
ギロチン | キング:駒数-1 | 取得済:革命(デバフ) 未取得:秘密の王位継承者(デバフ) | C(★★★☆☆) |
サキュバス | クイーン:駒数+1 魂スロット+1 | C(★★★☆☆) | |
ジェンダークィア | ビショップ:駒数-1 10ターン後にクイーンを1個追加 | C(★★★☆☆) | |
革命 | ビショップ:駒数-1 ポーン:駒数+6 | C(★★★☆☆) | |
護衛 | ナイト:HP+1 ナイトがボード上にいる限り、キングは倒されない | ナイト1駒以上 リーダー駒が存在 | C(★★★☆☆) |
十字軍 | ビショップ:駒数-1 ナイト:駒数+2 | C(★★★☆☆) | |
城壁 | ポーン:駒数-2 ルーク:駒数+1 | C(★★★☆☆) | |
神聖 | ビショップ:駒数+1 ビショップの魂は入手不可となる | 取得済:秘密会議(デバフ) | C(★★★☆☆) |
枢機卿 | ポーン:駒数-1 ビショップ:駒数+1 最大弾数-1 | C(★★★☆☆) | |
即位 | ビショップは障害物を超えて攻撃/移動が可能 | ビショップ2駒以上 | C(★★★☆☆) |
偵察 | ナイト:駒数-1 ポーン:駒数+2 ポーン:スピード+1 | C(★★★☆☆) | |
秘密会議 | 15ターン後にビショップを2個追加 | C(★★★☆☆) | |
民兵 | ポーン:駒数+1 ポーンは前後左右4方向にも移動/攻撃が可能 | ポーン3駒以上 | C(★★★☆☆) |
アイアン・メイデン | クイーンはダメージを受けない クイーン:-2スピード | クイーン1駒以上 | D(★★☆☆☆) |
レッドブック | ビショップ:駒数+1 ビショップは直行方向に移動可能(攻撃は不可) | D(★★☆☆☆) | |
鞍 | ナイト:スピード-1 ナイトは移動時にルークやナイト以外の駒と移動する | 取得済:騎兵隊(デバフ) | D(★★☆☆☆) |
掩蔽壕 | ルーク:駒数-1 ポーン:HP+1 キング:HP+1 手榴弾ダメージ-1 | 取得済:王の施し(バフ) ポーン3駒以上 | D(★★☆☆☆) |
狂信者 | ボード上にビショップがいなければ無効 ポーン:スピード+1 ビショップ:スピード+1 | ビショップ1駒以上 | D(★★☆☆☆) |
最高所の迷宮 | ボード上にルークがいなければ無効 すべての敵駒:HP+1 | 取得済:城壁(デバフ) ルーク1駒以上 | D(★★☆☆☆) |
襲撃 | ポーン:駒数+1 ポーンは1度目の移動に限りは2マス移動できる | ポーン5駒以上 | D(★★☆☆☆) |
神権政治 | キング:駒数-1 ビショップ:駒数-1 ビショップ:HP+2 すべてのビショップを倒すとフロアクリアとなる | 未取得:儀式のダガー(バフ) 未取得:謁見室(デバフ) ビショップ1駒以上 | D(★★☆☆☆) |
槍兵 | ポート:HP+1 ポーンは斜めに攻撃できないが、前方2マスを攻撃できる | ポーン2駒以上 | D(★★☆☆☆) |
道化師 | ポーン:駒数+1 1個のポーンが道化師となる 道化師となったポーンはは斜め方向に移動可能でスピード+2 道化師を倒すと他のポーンが道化師となる | 取得済:謁見室(デバフ) ポーン1駒以上 | D(★★☆☆☆) |
不死の軍隊 | ポーン:HP-1 ナイト、ルーク、ビショップが倒されるとポーンになる | D(★★☆☆☆) | |
不足 | ポーン:駒数-1 最大弾数-3 手榴弾数-1 | D(★★☆☆☆) | |
妨害工作員 | ポーン:駒数-2 ビショップ:駒数+1 射撃した弾の1発は発射角が2倍となる | D(★★☆☆☆) | |
略奪 | ルーク:駒数-1 ポーン:駒数+5 ポーン:HP+1 | D(★★☆☆☆) | |
こて | ボード上にポーンがいなければ無効 ルーク:HP+4 | ルーク1駒以上 ポーン1駒以上 | E(★☆☆☆☆) |
フルプレートアーマー | ブレード-1 すべての敵駒:HP+1 すべての敵駒:スピード-1 | E(★☆☆☆☆) | |
王宮 | ナイト:駒数+2 ビショップ:駒数+1 ルーク:駒数+1 すべての敵駒:スピード-1 | E(★☆☆☆☆) | |
帰郷 | クイーン:駒数+1 | E(★☆☆☆☆) | |
騎士の悪夢 | ナイト:駒数+1 ナイト:HP-1 ナイトは移動するターン以外ダメージを受けない | 取得済:黒い霧(バフ) | E(★☆☆☆☆) |
橋 | 10ターン後にナイトを1個追加 堀の中央が道となる | 取得済:堀(バフ) | E(★☆☆☆☆) |
業 | 黒マス時:発射角+30度 白マス時:火力-1 | E(★☆☆☆☆) | |
神の癒やし | ビショップ:HP+1 ビショップは移動する代わりに周囲に駒を回復できる | ビショップ1駒以上 | E(★☆☆☆☆) |
大聖堂 | ビショップ:駒数-1 ルーク:駒数+1 ルークの周囲の駒は各ターンに最大1ダメージしか受けない | 取得済:枢機卿(デバフ) | E(★☆☆☆☆) |
分析麻痺 | 6ターン経過する、またはチェックされるまでプレイヤーは行動できない | 取得済:研ぎ澄まされた集中力(バフ) | E(★☆☆☆☆) |
魔女の呪い | ボード上にクイーンがいなければ無効 火力-1 発射角+10% 射程-1 | クイーン1駒以上 | E(★☆☆☆☆) |
カードごとの総評
Aランク(★★★★★):影響が少なく有利にもなりえる
監視塔
20ターン後にルークが1駒増援として出現する。
ターン数は敵駒を倒すたびに減少し、より早く増援に来るという特殊なカード。
増援として出現するため到着までに有利な状況を作りやすいことや、増える駒もルーク1駒と影響は小さい。
「弾薬補給廠」を取得できると弾回収ができる点もうれしいところ。
ただし「こて」などでルークのHPを増やさないように注意。
女王
クイーンが増加すると同時に非常に強い行動制限を加えることができるカード。
クイーンをできるだけ増やしたくないゲームであるが、このカードは追加効果が非常に優秀である。
クイーンに与える最大3マスの移動制限は厄介なクイーンを大きく弱体化でき、プレイヤーの移動がかなり自由になる。
ただしクイーンが基本的に無敵となる「アイアン・メイデン」を同時に取得してはならない。
弾薬補給廠
ルークを倒すと2発も弾を補給することができるようになる有能カード。
(”だんやくほきゅうしょう”と読むらしい)
ルークが強くなる高ランクにおいてもかなり優秀なカードで、弾目当てにルークを倒して危機をしのげる場面が多々ある。
選択の相方のバフカードが相当ひどくない限りは選択しておきたいカード。
廃墟
ポーン2駒、ルーク1駒と合計3駒も増えてしまうがルークを弱体化させられるカード。
ただでさえ固いルークのHPを2も減らすことができるため非常に優秀。
「弾薬補給廠」を活かしやすくなるため、合わせて取ると弾薬管理が非常に楽になる。
Bランク(★★★★☆):影響が気にならない
謁見室
キングとクイーンのHPが上昇するシンプルなカード。
キングのHP上昇は気にする必要はあまりない。
クイーンのHP上昇は+1のみであるため、隣接時やバフカードの「怒りの杖」によるワンパン火力の体力にとどめておきたい。
騎兵隊
15ターン後にナイトが2駒増援として現れるシンプルなカード。
ナイト2駒の増援程度ならば影響は小さい。
ただし「護衛」があると敵キングを破壊できるターンに増援としてきた場合、ナイトを倒す手間が増える点は注意。
権利付与
ポーンと1駒と引き換えに、ナイトが1駒増加し最大弾数も1つ減らされるカード。
ナイトの増加は影響が小さめ。
最大弾数が減らされるのは地味にきついため、「王国の富」などで余裕を増やしておくとよい。
最後の守護者
最後の1駒となったポーンがキング以外の駒へと変化(昇進)するカード。
ポーンが最後の1駒になるのは敵の駒を減らした後半であるため、ポーンが他の駒に変わったとしてもそこまで影響はない。
ただしピンチに追いやられることがたまにある。
士官学校
10ターンごとにナイトが1駒増援として現れるシンプルなカード。
ナイトを強化するカードを取得していないならば影響力が小さい有力な選択肢となる。
選ぶべきでない状況としては「悪夢」取得時など。
また「護衛」取得時は増援ナイトを倒すまでキングが倒せなくなるため注意。
城
ルークが存在すると、キングがダメージを受けた際に位置をルークと入れ替えるという特殊なカード。
位置入れ替え後にチェックになったとしても敗北することはない点は安心。
高ランクではキングから倒しに行くことはほとんどないため、実質的なデバフはルークのHP+1のみと考えてよい。
このカード有効時に最終ステージのキングを攻撃すると位置は入れ替わらないが、ダメージの肩代わりは発生する。
増援
ポーンが3駒追加されるシンプルなカード。
壁役となるポーンの数調整にちょうどいいため、とりあえず1枚は取得しておくと良いだろう。
ただし、ポーンを強化する「民兵」「槍兵」などがある場合は注意すること。
徴兵
5ターンごとにポーンが1駒追加されるシンプルなカード。
5ターンという最も短いインターバルでポーンが追加されるが、しょせんはポーンである。
バフカードの「収穫」などがあればさらに有効活用できるだろう。
ただ、「民兵」「槍兵」などのポーン強化カードを重ねすぎるとポーンでも馬鹿にできないので注意。
秘密の王位継承者
キングを倒したときに、フロア開始時にランダムに選ばれたポーンが次のキングとなるカード。
もちろん最初のキングを倒す前に選ばれたポーンを倒すと無効化できる。
次のキングに選ばれたポーンと障害物を挟まずに直線で並ぶと、王冠が表示されて分かるようになる?
このカードがあってもそこまで困った状況になった覚えはありません。
平和
ナイトと引き換えにビショップの駒数が増加するカード。
「十字軍」とはちょうど反対の効果となっている。
ビショップは基本同じ色のマスしか移動できないため、プレイヤーにとって移動の対策が取りやすい。
ただしビショップの強化カードは豊富なため、それらと重ねすぎないようにしたい。
Cランク(★★★☆☆):影響はあるが許容範囲
カイトシールド
ナイトがフロア中最初の攻撃を受けなくなるカード。
1ダメージだろうが10ダメージだろうが1度だけ無傷でやり過ごされてしまうため、発射角が小さい場合は要注意。
結構うっとうしいためナイトの数を増やさないようにしたい。
持っていれば手榴弾でシールドを剥ぐのもよい。
ギロチン
前提カードとして「革命」が必要。
キングがいなくなり、勝利条件が”敵駒すべてを倒す”へと変更される。
ただし、「神権政治」があればそちらの条件が優先される。
キング集中狙いで即クリアという手法が使えなくなるため一長一短か。
ただし、高ランクでは厄介な敵駒が増えキングのHPも非常に高くなるため、おのずと全駒を倒すムーブを取るようになり影響は小さめと思われる。
サキュバス
クイーンの増加と引き換えに魂スロットを増やすことができる。
盤上でクイーンをさばけるのは2体がほぼ限界であるため、これ以上クイーンを増やすカードは取りたくない。
「アイアン・メイデン」などもってのほかである。
「聖なる王冠」を用いて魂カードによる移動で追加ターンが得られるとさらに安定した移動が見込める。
ジェンダークィア
ビショップの減少と引き換えにクイーンが増援として出現するカード。
クイーンが来るまでには10ターンの余裕があるため、それまでにできるだけ既存のクイーンを倒しておきたい。
革命
ビショップの減少と引き換えにポーンの駒数を大きく増やすカード
単体での影響は大きくないが、「フルプレートアーマー」や「槍兵」などでポーンのHPが高くなると非常につらい戦いとなるため注意が必要。
「僅かな収穫」で弾薬回収ができると立ち回りやすくなる。
護衛
ボード上のナイトを全て倒すまでキングが倒せなくなるカード。
敵の全駒を倒してからキングを倒す立ち回りだとあまり気にする必要はない。
ただし、この効果が生じている際はチェックメイト防止のシールドの効果が発動しないようなので注意。
また「士官学校」を取得していると10ターンごとにナイトが来るため多少面倒くさいことになる。
十字軍
ビショップと引き換えにナイトを追加するカード。
基本的に移動できるマス色が決まっているビショップと比較すると、ナイトの数が増えすぎると移動先を制限されやすくなるため注意。
ただしビショップと比べるとナイトは駒を飛び越えることができる分、各個撃破しやすい。
ポーンの壁がある序盤にできるだけナイトの数を減らしておきたい。
城壁
ポーンと引き換えにルークを増やすシンプルなカード。
シンプルであるが取得には注意が必要である。
このゲームでは敵駒のポーンは他の駒の進行を防ぐ壁として上手く使うことが重要であるため、ポーンの数を減らし過ぎるのは良くないことは意識する必要がある。
特にルークは壁役のポーンがいないとかなり自由に動かれてしまう。
敵駒のバランスを見て取得できれば影響を最小限にとどめられる。
神聖
前提カードとして「秘密会議」が必要。
ビショップを倒したときに魂を取得できなくなる特殊なカード。
ビショップの数が1駒増えてしまうため、他のビショップ強化カードとの取得には気を付けること。
また、このカードを取得していることを忘れて魂が取得できず戦略が崩れないように注意。
枢機卿
ポーンと引き換えにビショップを増やすシンプルなカード。
ついでに最大弾数も減らされる。
ビショップの数が1駒増えてしまうため、他のビショップ強化カードとの取得には気を付けること。
また、壁役となるポーンの数が減りすぎないようにすること。
即位
ビショップが障害物(敵駒や巨大砲弾)を無視して移動と攻撃が可能になるカード。
堀には効果がないので安心。
一見ただ不利になるだけのように見えるが、ビショップが突出して攻めてきやすくなるため序盤の各個撃破が楽になることも。
ただし、やはりビショップの駒数が多すぎたり他の強化カードが重なると厳しい。
偵察
ポーンが増えてスピードも増加してしまうカード。
ポーンのスピード増加は厄介で、ボード端到達が速くなり昇進されやすくなってしまう。
高ランクだとポーンの体力も高くなって大変となるが、できるだけ早く仕留めておきたい。
秘密会議
ビショップが2駒増援として出現するカード。
15ターン後の増援であるため余裕はある。
増援確定までに敵駒の数を減らしておきたい。
ビショップ強化のカードを複数取っているとやはり厳しいので取得には気を付けること。
民兵
ポーンが前後左右に移動でき、すべての斜め方向を攻撃できるようになるカード。
ポーンが超強化されるように見えるが、反面うれしい点もある。
基本的に前進しかできないポーンが、プレイヤーを狙って左右や後ろに移動するようになるため、プレイヤー側のボード端に到達して昇進するのが遅くなる。
そのため急いでポーンを処理する必要性が低くなるのが利点である。
ただし、他のポーン強化カードが重なるとやはり厳しいので注意。
Dランク(★★☆☆☆):不利になりやすい
アイアン・メイデン
敵のクイーンにダメージが入らなくなってしまうカード。
クイーンが1体だけならスピード-2のおかげでまだ立ち回れるが、クイーンが2体以上になると非常に厳しい戦いを強いられることになる。
もし取得せざるを得ない場合は「仕込まれた毒」などでクイーンきつい移動制限を与えて短期決戦したい。
なお「王の肩」を用いて盤外へ投げ飛ばすことで例外的に倒すことができる。
レッドブック
敵のビショップが直行方向に移動できるようになるカード。
ビショップは通常、異なる色のマスに移動することができないが、このカードによってこの制限がなくなってしまう。これはプレイヤーにとって移動が読みやすいビショップの利点をつぶすこととなる。
このカード単体でも厳しくなるため、できるだけビショップを増やさないようにしたい。
また、「即位」を同時に取ってしまうと障害物を跳び越してどこまでも追ってくるようになり、手が付けられなくなるため絶対に気を付けること。
鞍
前提カードとして「騎兵隊」が必要。
ナイトが移動時にルーク以外の周囲の駒とともに移動するようになる。
敵駒の移動が読みづらくなることが最大の問題点。
敵駒がプレイヤー側に詰めやすくなるため、移動の自由が制限されやすくなってしまう。
掩蔽壕
前提カードとして「王の施し」が必要。
ルークの駒数は減るが、他のデバフが少々きつい。
ダメージが1となってしまった手榴弾は実用に耐えない。
さらに、ただでさえ駒数が多いポーンのHP上昇は弾数の管理がさらに厳しくなる。
狂信者
ビショップとポーンのスピードが速くなるカード。
ビショップがいなければ反転するが、狙って反転させるのは難しい。
ポーンのスピードが速くなると、自軍側のボード端で昇進するまで早くなるということであり、ポーンの早期除去に気を付ける必要がある。
また、「神の癒やし」との同時取得は必ず避けること。敵ビショップが恐ろしいスピードで周囲の駒を回復するようになってしまう。
最高所の迷宮
前提カードとして「城壁」が必要。
すべての敵駒のHP+1となるシンプルなカード。
ルークを全て倒すと無効化させられるが、狙って無効化させるのは難しい。
火力を十分に確保できているならば選択肢ともなりうるが、基本的には厳しい戦いとなる。
襲撃
ポーンが初移動時に2マス移動できるようになるカード。
敵ポーンの量が多いときはポーンの壁がかなり早く迫ってくることなり、プレイヤーがボード端に詰められやすくなる。
特に「槍兵」や「偵察」を取得しているときはポーンにチェックされやすくなるだけでなく、処理漏れからの昇進でボードを荒らされることとなる。
神権政治
フロアの勝利条件が全ビショップの撃破へと変化する特殊なカード。
ビショップは駒数が増えやすい上、このカードによってHP+2と大きな強化を得られるため、勝利条件は厳しくなってしまう。
このカードが有効な場合、ビショップが2駒以上の場合はプレイヤーを通常通り攻めてくるが、ビショップが残り1駒となると距離を開けて逃げるようになる。
「狂信者」を取得している場合は恐ろしいスピードで逃げ回るようになるため、撃破がちょっと難しくなる。
槍兵
ポーンが斜め方向の攻撃が不可となり、前方に2マスを攻撃できるようになるカード。
敵ポーンが前方2マスを攻撃できるようなり、かつポーンのHPも上昇するため、ポーンを早く片付けて穴を開けなければジリ貧となってしまう。
特に「襲撃」や「偵察」を取得しているときは特に注意。
また、「民兵」を合わせると、敵ポーンは前後左右2マスを攻撃できるようになり、非常に厄介となるため気を付けたい。
ちなみに堀越しにプレイヤーを攻撃することはできない。
道化師
前提カードとして「謁見室」が必要。
1体のポーンがランダムに選ばれて道化師となり、移動とスピードが非常に強化されるカード。
道化師を倒しても他のポーンに引き継がれてしまう。
道化師はポーン扱いであるため、他のカードのポーン強化の効果が乗ってしまう。
そうなると非常に厄介な駒がほぼ常に存在することとなり、そこそこ厳しくなってしまう。
ただし、このカードを取得すると、バフカード「間抜けな付き添い人」が取得できるようになる。
これを取得できれば道化師は脅威ではなくなるため、必ず取得しておきたい。
不死の軍隊
ナイト、ルーク、ビショップが倒された場合、その場に1体のポーン出現するカード。
出現したポーンによって直後にチェックメイトされることはない。
高ランクだとただでさえ敵駒数が多いため、倒しても倒してもきりがなくなることが多い。
バフカードの「収穫」があればまだましだが、基本的には厳しい。
ポーン強化カードによるシナジーを受けやすいのもつらい点である。
不足
1体のポーンと引き換えにプレイヤーも色々減らされるカード。
プレイヤー側と敵側でつり合いは全く取れていない交換条件である。
弾薬が増えるバフカードを取得していなければ、弾薬-3はかなり厳しい。
また、手榴弾を所持している場合は個数-1も痛い。
プレイヤー側の準備が整ってから取得できればましになるが、おすすめはしない。
妨害工作員
カード内説明文だけでは分かりづらいカード。
「1発分、発射角を2倍にする」とは、例えば火力が5の場合は一度の射撃で5発の拡散する弾丸を発射するが、そのうちの1発だけ発射角が2倍となる。
この1発分、発射角を2倍にする効果が曲者で、敵駒に零距離で接射しない限りは1発はあらぬ方向へ飛んでいくため、実質火力-1と同じような状態となってしまう。
ポーンを削除するのも壁役が少なくなるため、場合によっては全く喜べない状況となる。
略奪
ルーク1駒と引き換えにポーンが大量追加とHPも+1されるカード。
ポーン5体追加もさることながら、HP+1がかなり辛い。
ポーン処理に手間がかかって弾薬を多く消費しなければならない。
バフカードの「収穫」で何とか緩和させたい。
Eランク(★☆☆☆☆):非常に不利になる
帰郷
Eランクとしているが、3フロア目に必ず選択する必要があるクイーンを1駒増やすカード。
このカードのせいで3フロア目以降はボード上にクイーンが1駒以上存在することとなる。
非常に厄介な駒であるため、できるだけ増やさないようにしたい。
魔女の呪い
クイーンが存在する限り凶悪なデバフをプレイヤーに付与するカード。
このゲームは3フロア以降は必ずクイーンが存在する上、デバフカードの選択によっては数が増えたり、「アイアン・メイデン」によってほぼ無敵になったりする。
また、クイーンは敵ボード側の最奥に配置される関係で、早期に倒しきることは基本的には厳しい。
クイーンが1駒だけならばバフカードの「怒りの杖」をうまく使えば即反転させることも可能であるが、このカードは選択しないことをおすすめする。
こて
ルークが非常に硬くなるカード。
無効化条件はあるが、ルークを倒す前にポーンを全て倒すことはほぼないため無意味といっても良い。
HP+4というのは正直に言ってかなり厳しい。
初期火力なら問題外であり、火力を上げたとしても2~3回は撃ち込まないと倒せなくなってしまう。
これはルークが超強化される高ランクでは特に顕著な問題となる。
フルプレートアーマー
敵の全駒が固くなる上、ブレードも削られてしまうカード。
単純に厳しい。
特に高ランクでは敵駒の数が初めから非常に多いため、バフが揃っていない序盤に取得してしまうと弾不足にあえぐことになる。
王宮
敵駒数が全体的に増加する。
低ランクならばB評価程度の影響であるが、高ランクになってくると評価がかなり厳しくなる。
敵駒数の増加と強化が入る高ランクでは、敵駒4つの追加は弾薬不足がひどくなりジリ貧となる。
騎士の悪夢
前提カードとして「黒い霧」が必要。
ナイトが移動するターン以外は無敵となる厄介この上ないカード。
ナイトへ攻撃できるタイミングがかなり制限されるため、選んではいけないカードの筆頭。
橋
前提カードとして「堀」が必要。
ボード中央の堀のマスが4マスほどただのボードに戻ってしまうカード。
せっかくの堀の利点をつぶすこととなるため、選んではいけないカードである。
業
プレイヤーの立っているマスの色によって異なるデバフがかかるカード。
個人的に最も取得したくないカード1位。
マスごとにかかっているデバフを意識しながら移動する必要に迫られるため頭のリソースが割かれてしまう。
また、火力-1または発射角+30度と洒落にならないデバフである点も問題。
このカードを取得してクリアした記憶がないくらいきついカードだと思っています。
神の癒やし
ビショップが周囲1マスのすべての駒を1HPだけ回復できるようになるカード。
ビショップは数が増えやすいため、敵駒への恩恵は非常に大きい。
特に高ランクでは敵の駒数自体が多い上にHPも高いため、敵駒が回復するようになると非常に厳しい戦いを強いられることとなる。
大聖堂
前提カードとして「枢機卿」が必要。
ルーク周囲の1マスの駒はダメージを1しか受けなくなるという凶悪なカード。
高ランクでは初めからルークが複数駒おり、なおかつ体力も非常に高いため撃破は困難。
また、ルーク以外の駒の体力自体も高いため、その後の戦闘はかなりきつい戦いを強いられることとなる。
分析麻痺
前提カードとしてバフカードの「研ぎ澄まされた集中力」が必要。
フロア開始後6ターン経過、もしくはチェックされるまでプレイヤーが行動できなくなる凶悪なカード。
バフとしては優秀な「研ぎ澄まされた集中力」を取ると出現するようになってしまうのが悲しい。
大事なフロア序盤を好きなように動かれるのはきついなんてものではない。
このカードを取得したフロアで敗北することも珍しくない。
まとめ
以上、個人的におすすめするデバフカードの評価でした。
ただし、評価の高いカードを全て取れば勝てるかというとそうではなく、他のデバフカードとの兼ね合い、セットのバフカードの使いづらさなどで取得すべきものは臨機応変に対応していく必要はあります。
デバフカードは1枚でありえないほど不利になるものも多いため、バフカードよりも取捨選択が厳しくなりますが、試行錯誤を繰り返してプレイしていきましょう!
バフカード(黒カード)の評価記事はこちら。
コメント